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タイトル:入門UNIXシェルプログラミング

著:ブルース ブリン/翻訳:山下 哲典

出版社:ソフトバンククリエイティブ

価格:3,360円

ISBN:978-4797321944

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「シェルの基礎から学ぶUNIXの世界」という副題が示す通り、シェルプログラミングの初歩から応用までを学べる本です。シェルスクリプトの基本的な書き方に始まり、組み込みコマンド、ファイルや環境変数の扱いをはじめとして、シェルが持つさまざまな機能が項目ごとに整理された形で、しかも初心者が段階的に勉強できるように順序よく紹介されています。また、sedによる文字列の加工方法などにも触れています。

サンプルプログラムも豊富に収録されているほか、後半では実用的なコマンドを題材にしたシェルスクリプトのソースコード解説や、デバッグ手法の説明などもあります。さらに、各種UNIX系OSにおけるコマンドの動作の違いや、どの OSで動かしても挙動が変わらないような汎用性を考慮したプログラミング手法、シェルプログラミングにおいてよく出される疑問とその回答など、シェルというものを通じてUNIXの世界を知ることができるのも良い点です。

本書は、これからシェルプログラミングを勉強する人だけでなく、これまで断片的に得てきたシェルに関する知識を整理したい人にも有益な書籍といえるでしょう。

タイトル:bashクックブック

著:Carl Albing/JP Vossen/Cameron Newham/翻訳:株式会社クイープ

出版社:オライリージャパン

価格:4,410円

ISBN:978-4873113760

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本書は、UNIX系OSで広く使われているbashに焦点を当て、その活用法を問題に対する解決のレシピという形式で綴った書籍です。

前半はbashの入手方法に始まって、一通りのbashコマンドの使い方や、関連してよく使われるsedやawkなどの活用法が解説されています。後半では実践的な課題を通して、より高度なシェルプログラミングやセキュリティの話題などにも言及しています。また、本書は付録が充実しているのも特徴のひとつで、bashのコマンドやオプション、環境変数などを網羅したリファレンスの他に、コマンドラインに入力された文字列の解析アルゴリズムなどといった奥深い資料も用意されています。

今やbashはBSDやLinuxだけでなくMac OS Xにも標準で搭載されていますし、WindowsでもCygwinなどを利用すればbashを使うことができます。本書はこれからますます増えるであろうbashユーザに対する恰好の教育書であるばかりでなく、即効性の高い文献を求めるベテランユーザに対しても有益な図書になるでしょう。

タイトル:入門bash 第3版

著:キャメロン ニューハム/ビル ローゼンブラット/翻訳:クイープ

出版社:オライリージャパン

価格:2,940円

ISBN:978-4873112541

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LinuxやMac OS Xなど多くのUNIX系OSの標準ログインシェルとして使われているbashに関する解説書です。「入門」と銘打っていますが、レベルとしては多少のUNIX使用歴とプログラミング経験(シェルでなくてもよい)を持つ人を想定して書かれています。

内容ですが、1章から3章ではbashを使いこなすためのテクニックを数多く紹介しています。特に2章では便利な機能であるコマンドライン編集を、emacsモード/viモードの両方について詳しく解説しています。4章から8章にかけてはシェルプログラミングの技法を基礎からじっくりと解説しており、数多くの例題とその解答となるプログラムを通して学ぶことができます。9章以降はデバッガの使い方やメンテナンス性に優れたシェルスクリプトの書き方、さらには付録としてbashと他の各種シェルの比較なども掲載されており、盛りだくさんな一冊に仕上がっています。本書におけるbashのバージョンは3.0系列を前提に書かれていますが、2.0系列など旧バージョンとの互換性についても随所で触れられていますので、少し古いbashをお使いの方も安心です。

本書は、bashの使い方やシェルプログラミングを勉強したい人の学習書としてはもちろんのこと、日頃からシェルを水や空気のような当たり前の存在として使っている人も、その存在やありがたみを見つめ直す良い契機となる書籍でしょう。

タイトル:詳解 シェルスクリプト

著:Arnold Robbins/Nelson H. F. Beebe/翻訳:日向 あおい

出版社:オライリージャパン

価格:2,940円

ISBN:978-4873112671

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本書は、シェルスクリプトの書き方について、初歩的なことからかなり上級者向けの内容までを網羅した書籍です。

すでに多少UNIXを操作した経験のある人を対象にしていますが、UNIXの歴史やシェルスクリプトを作成する意義といった概念的なことに始まって、コマンドライン上でいくつかのコマンドをパイプでつなぐ初歩的なシェルプログラミングから、後半では変数や関数を使ったシェルスクリプト、そして終盤では数百行もある実用的なスクリプトをソースコードを追いながら解説することにより、徐々にシェルプログラミングのテクニックが身につくようになっています。また、主なコマンドには用途やオプションなどの解説が別枠で掲載されており、コマンドの使い方をより深く理解できるようになっているのも良い点です。

巻末には、bashやkshの独自機能や、シェルスクリプトのセキュリティに関する注意事項といった現代的な事柄もカバーされており、これからシェルプログラミングを勉強する人にとって必要十分な内容が盛り込まれた書籍といえるでしょう。

タイトル:UNIXという考え方

著:Mike Gancarz / 翻訳:芳尾 桂

出版社:オーム社

価格:1,680円

ISBN:978-4274064067

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UNIXは単にOSであるというだけではなく、その背景にソフトウェア作りに関する確固たる哲学が存在しています。本書はそのUNIXが持つ設計思想や哲学といったものを前面に押し出して解説したものです。

内容は、UNIXの根底にある考え方をいくつかの定理や小定理という形で紹介し、その理由をときには事例なども交えつつ説明しています。定理として掲げられ ているのは、プログラムは小さい単機能なものを作る、早期に試作する、移植性を重視する、シェルスクリプトで単機能プログラムを再利用する、正常に動 作していれば対話型メッセージは出力しない、100%の解ではなく90%の解を目指す、などといったものです。また、それらの定理から派生した話題として、人間が作ることのできるシステムは三つまでであるという話や、UNIXと他のOSを比較して論じた章など、興味深い話題が詰め込まれています。

本書にも書いてあることですが、UNIXを学んでいくにあたっては、その考え方を理解しているかどうかで進歩のスピードが大きく違ってきます。そういった観点からも、これからUNIXを勉強する人は通常の技術書よりも先にこの本を読むことをおすすめします。また、すでにUNIXに慣れ親しんだ人も、その考え方を再確認する良い機会になると思います。分量もさほど多くないので、入門者が最初に読む書籍として、あるいはちょっとした読み物としても好適でしょう。

タイトル:プロフェショナルシェルプログラミング

著:砂原 秀樹

出版社:アスキー

価格:1,835円

ISBN:978-4756116321

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本書は、UNIXの上級者になるためには避けて通れない関門のひとつである「シェルのプロになる」ということについて、さまざまなアドバイスを提示している本です。

内容は、1章でシェルの概念を解説した後、2章以降で各論に入りますが、本書の大きな特徴として、シェルの2大勢力といってもよいBourne Shell/bashとCShell/tcshを別個に取り上げ、それぞれに複数の章を充てて解説しているというのがあります。各々のシェルが持つ機能やそれを使ったプログラミングの技法が紹介されているほか、csh/tcsh系についてはインタラクティブシェル(ログインシェル)としての機能や活用法にも重点を置いて解説がなされています。

本書が出版されたのが1996年と少し時代を遡るため、bashやtcshの最新機能については網羅されていませんが、本書を読むことでUNIXのエキスパートがシェルをどのような感じで使いこなしているかを知ることができるでしょう。

タイトル:Lions’ Commentary on UNIX

著:John Lions/ 翻訳:岩本 信一

出版社:アスキー

価格:3,990円

ISBN:978-4756118448

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本書は、ジョン・ライオンズ氏がUNIXバージョン6のソースコードにコメントを付与し、さらにそのコードの動作に関する解説を記した書籍を日本語に翻訳したものです。

ライオンズ氏が本書の元となる文献を作成したのは1970年代半ばのことです。当時UNIXのソースコードは自由に閲覧できるものではなかったのですが、そんな時代にこの文献は関係者の手によりコピーされて出回り、世界中で読まれてきました。その文献が執筆から20年余り経った1990年代後半になって、ようやく公に書籍化されたのです。

本書の内容ですが、ソースコードと解説の2部に分かれています。ソースコードはインデックスや行番号の付いたもので、コメントはもちろん和訳されています。解説の部では、理解の前提となる知識やソースコード全体の構成を外観した後、OSを構成する個々のファイルや関数ごとに、ポイントとなる個所の動作を解説しています。解説にはすべてソースコードにおける行番号が付いていて、該当個所をすぐに参照できるようになっているのも便利なところです。

もちろん現代のUNIXに比べるといろいろな点が不足しており、このまま動作するものでもありませんが、今日に至るまで多くの人に愛され使われ続けているUNIXのエッセンスがここにあります。OSの動作や仕組みを勉強したい人はもちろん、UNIXの歴史的な側面に関心のある人も興味深く読むことができるでしょう。

タイトル:Linux&UNIX Shellプログラミング

著:David Tansley/ 翻訳:服部 由美子

出版社:ピアソンエデュケーション

価格:4,410円

ISBN:978-4894715264

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本書は、シェルの利用とシェルプログラミングに関する解説書です。特にサブタイトルに「Bourneシェル徹底攻略」とある通り、全面的にBourneシェルにこだわって解説がなされています。その背景には、Bourneシェルで書かれたスクリプトは移植性が高く、ほとんどのUNIXで動作すること、それから本書の解説範囲のひとつであるrcスクリプト(UNIX系OSが起動する時に動作するプログラム群)がBourneシェルで書かれているということが挙げられます。

内容は全部で5部に分かれていて、1部から3部まではシェルの基礎知識やフィルタープログラムの書き方などを、4部と5部ではシェルプログラミングのテクニックを基礎から応用まで詳細に解説しています。学習書としてもリファレンス本としても使えるように書かれていますので、ある程度知識のある人は自分が勉強したい章だけを選んで読むこともできます。初心者から中上級者まで、それぞれのレベルに応じた使い方ができる本といえるでしょう。

タイトル:zshの本

著:広瀬 雄二

出版社:技術評論社

価格:3,360円

ISBN:978-4774138640

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本書は、数あるシェルの中でももっとも強力な機能を持つと言われるzshについて、その魅力を余すところなく紹介した書籍です。

内容としては、1章でzshが他のシェルよりも強力であることを示すいくつかのデモンストレーションを見せた後、2章においてzshのインストール方法や初歩的な使い方を示しています。そして3章以降ではzshが持つ機能の数々をリファレンス形式で紹介しています。特にzshの大きな特徴として、コマンドラインにおいて文脈に応じたさまざまな補完を行ってくれる機能がありますが、それについては単にどういう状況においてどういう補完をしてくれるかだけでなく、その補完機能を制御する補完スタイルのカスタマイズ方法までを網羅した詳細な解説がなされています。

シェルそのものについての仕組みや歴史的なことは書かれていないので、あくまでもある程度何らかのシェルを使用した経験のある人がこれからzshを利用する、あるいはすでにzshを使っている人がさらにzshを使いこなすための書籍であるといえるでしょう。

タイトル:たのしいUNIX—UNIXへの招待

著:坂本 文

出版社:アスキー

価格:1,845円

ISBN:978-4756107855

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UNIXを勉強してみたいけど、どうも難しそうなイメージがあって入りにくい…。この本はそんな人たちのために、UNIXの使い方をわかりやすく解説した入門書です。UNIXマシンへのログイン方法に始まり、ファイルの扱いや基本的なコマンドの数々、sedやawkの初歩、viの使い方など、UNIXで生活するための基礎知識が盛り込まれています。

さらに特筆すべきは、単にコマンドやツールの操作方法だけでなく、その背景となるUNIXの思想や文化といったものも合わせて紹介されている点です。本書が執筆されたのが1900年前後ということもあり、使用されているOSなどは現在と異なる個所もありますが、根底となる考え方は変わりなく現代にも十分に通用するものです。

そして、この本のタイトルにもあるように、UNIXはたのしいのです。その魅力を余すところなく伝えた本書は発売当時から多くの人に愛読され、UNIXの教材として親しまれてきました。これからUNIXを勉強する人だけでなく、すでに多少の経験を積んだ人も、ぜひ一度手にとってご覧いただきたい書籍です。

タイトル:続・たのしいUNIX—シェルへの招待

著:坂本文

出版社:アスキー

価格:1,937円

ISBN:978-4756107893

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本書はタイトル通り「たのしいUNIX」の続編として書かれた本で、「シェルへの招待」という副題が示すように、シェルの使い方や仕組みを重点的に解説している本です。本書の前半では、シェルを便利に使うさまざまなテクニック、例えばファイル名の補完やエイリアス、入出力の操作、コマンドの繰り返し実行や多重実行の制御、コマンドプロンプトや端末の設定などが紹介されています。そして後半では、シェルとプロセスの仕組みや、コマンドの実行とともにシェルが内部でどのように動作しているかを、わかりやすい例えや図を用いて解説しています。

本書では発行当時(1990年代前半)さかんに使われていたCシェルを中心に解説が執筆されていますが、シェルの仕組みなど根本的な部分は他のシェルを使っていても十分に通用する内容です。そして、本書を通読することで、シェルというものが大変によくできた奥の深い仕組みであることが理解できると思います。
これからシェルのことを詳しく知りたい人だけでなく、これまで何気なくシェルを使ってきた人も、その使い方や動作について理解を深める恰好の書籍となることでしょう。

タイトル:UNIXの1/4世紀

著:Peter H. Salus/翻訳:QUIPU LLC

出版社:アスキー

価格:2,520円

ISBN:978-4756136596

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本書は、UNIXの誕生から約25年の間に起こった出来事を、著者のPeter H.Salus氏いわく「本当の歴史を編纂しよう」という言葉のもとに執筆し出版された書籍です。原著は1994年に出版され、その日本語訳である本書は2000年に刊行されたものです。

内容としては、UNIXの誕生よりもはるかに遡って昔の計算機とコンピューティング、オペレーティングシステムの歴史に始まり、UNIXの祖先ともいえるMulticsの失敗談、その経験を踏まえて作られた最初のUNIXの開発にまつわる話、さらにその後のバージョンアップとその過程におけるさまざまなツールの開発に関する話が、豊富な登場人物や数々のエピソードとともに綴られています。後半ではバークレーなどによるUNIXへの貢献、商用UNIXの誕生と市場の形成、そして1980年代から1990年代にかけて発生したいくつかの対立構造などにも触れられています。

原著が1994年発行ということもあり、現在よく使われているLinuxやFreeBSDなどのUNIX系OSについては、その誕生前夜ぐらいまでの記述しかありません。しかし、現在よく使われているOSがどのような経緯で生まれてきたかを知る上で本書は貴重な歴史の教科書となるでしょう。また、本書の随所で語られるUNIX的な物作りの考え方を知ることで、UNIX上でのシステム開発の勘どころを知ることができるでしょう。

タイトル:Life with UNIX—UNIXを愛するすべての人に

著:ドン ライブ/サンディ レスラ/翻訳:福崎俊博/坂本文

出版社:アスキー

価格:3,059円

ISBN:978-4756107831

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本書は、UNIXの出自から、その根底に流れる思想や哲学、さらにはUNIXらしさといったものを解説するとともに、刊行当時の最新情報や今後の展望を綴った本です。

本書が執筆されたのが1980年代後半であるため、残念ながらそこに書かれた情報源の多くは現在では無効になっていますが、当時の事情を物語る資料としては貴重なものです。そして、この本が価値を持つ大きなポイントは2つあります。ひとつは、技術書やマニュアルには書かれないであろうUNIXの思想的な部分を存分に伝えている点、そしてもうひとつは、それを伝えるべく随所に散りばめられたUNIXらしさあふれる文章です。本書はUNIXの面白さや楽しさをユーモア満載で伝えており、またそれがUNIXを深く理解している翻訳陣の手によって絶妙の日本語に訳されています。この精神こそがUNIXの最大の魅力であり、多くの人を惹きつけてきた理由でもあります。

表紙にある「UNIXを愛するすべての人に」という言葉が示すように、UNIXが好きな人はもちろんのこと、UNIXが多くの人に愛される理由を知りたい人にも、ぜひ一度目を通していただきたい書籍です。

タイトル:root(ルート)から/(ルート)へのメッセージ

著:高野 豊

出版社:アスキー

価格:1,631円

ISBN:978-4756107862

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舞台はUNIXマシンが1台1億円した1980年代初頭。当時企業でスーパーユーザーとして100人程度のユーザーを抱えるUNIXマシンの運用を管理していた、高野豊氏(元日本UNIXユーザー会事務局長)のUNIXエッセイ。
本書を貫くのは、rootという仕事に携わる著者のプロ意識とUNIXへの愛情だ。「スーパーユーザーというのは、損な役回りである。利口な人は皆逃げてしまい、評論家の役割を演じたがる。したがって、スーパーユーザーがなすべきことの第1番目は、あなたの存在と、UNIXを運用管理するというその役割の重要さを、周囲に徹底して知らしむることである」「今後、UNIXが分散環境へ移行するにしたがい、必要なスーパーユーザーの数は急激に増大する。こうしたことを考えるにつけ、スーパーユーザー教育の必要性をつくづく感じるのである」等々、rootに対する深い洞察が折々に現れる。
無駄なシステムのリソースを食いつぶしているアホなユーザーに、ナイスレベルを変えることで対抗したり、「今度やったらあなたのログイン・ディレクトリを封鎖します」という直撃弾を送付したり。CPUの使用時間を元に、ユーザーに課金を行い、UNIX機の費用対効果を経営者に説明したり、、、。rootは常に学び、教え、戦い、守る存在だったのだ。
各章の冒頭に据えられた、機関車や飛行場、銃等々のモチーフと、UNIXのシステムや思想を比較した表現も郷愁を感じさせる。「あのころ」を懐かしむ、すべてのUNIX親父必読の名著。

タイトル:AWKを256倍使うための本

著:志村拓/鷲北賢/西村克信

出版社:アスキー

価格:1,223円

ISBN:978-4756101624

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本書はプログラミング言語awkに関する解説書ですが、その内容や体裁において、他の解説書とは一線を画するものになっています。その背景になっているのは本書のタイトルにある「256倍」という言葉です。

この本は当時(本書は1993年発行)多数出版された256倍シリーズの中の一冊で、通常の技術書によくみられる平板な文章ではなく読み物としての側面を強く意識した、256倍シリーズ独特の軽妙な文体で綴られています。また、内容も前半は初学者向けにawkの使い方や言語仕様について一通りの解説を行っていますが、本書の真骨頂といえるのは後半に収録されているさまざまなawkプログラミングTIPSや、一行野郎ならぬ百行野郎とでも呼ぶべきサンプルプログラム集でしょう。表面的な言語仕様を紹介するだけでなく、マニュアルにも載っていないようなawkのクセまでも追いかけたその内容は、256倍シリーズの名にふさわしい、とても濃いものになっています。

巻末にはawkの文法や組み込み関数などもまとめられており、また本書のサイズがコンパクト(B6版)なことから、ちょっとした携帯用のリファレンス本や外出時の読み物としても使えます。awkをもっと深く知りたい、awkフリークを目指す人にぜひおすすめしたい書籍です。

タイトル:sed & awkプログラミング 改訂版

著:Dale Dougherty/Arnold Robbins/翻訳:福崎 俊博

出版社:オライリージャパン

価格:4,305円

ISBN:978-4900900585

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本書は、UNIX環境における基本的なツールのひとつであるsedとawkについて詳細に解説した本です。単にsedやawkに触れるだけではなく、本書の言葉を借りれば「sedとawkのマスターになる」ことを目的としています。そのために超えなければならないハードル、すなわち身につけるべき技能として、sedとawkの使い方、正規表現の扱い、シェルとの対話、そしてスクリプトを書くコツを知るという4点を挙げており、本書を読み進めるにしたがってそれらを順次クリアしていくように内容が構成されています。

特にsedやawkとは密接な関係にある正規表現の書き方については単独で1章を割り当てて解説しているほか、sedやawkの記法についてもそれぞれ複数の章にまたがって詳しく紹介しています。最後の方では実用的なスクリプト集を通してawkプログラミングの神髄に触れたり、数種類あるawkの実装を比較し差異を確認することもできます。

本書が発行されたのが1997年と少々昔であるため、ここ数年のsedやawkの動向については書いてありませんが、本書に書かれている内容を理解し使いこなせるようになるだけでも、十分にsedマスターやawkマスターと呼ばれる存在になれることでしょう。

タイトル:Unixパワーツール

著:Shelley Powers/Tim O’Reilly/Jerry Peek/Mike Loukides/翻訳 : ドキュメントシステム

出版社:オライリージャパン

価格:12,600円

ISBN:978-4873111421

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この本は、UNIXを便利に活用するテクニックの数々を広範に、かつ圧倒的なボリュームで網羅した書籍です。その内容はUNIXの基礎や個人環境のカスタマイズに始まり、ファイル操作やテキスト編集、シェルスクリプトの作成、システム管理、他のプロセス/ホストとの通信、セキュリティなどのテーマに分かれており、全部で約750個の記事が1300ページ強という気が遠くなるようなページ数で綴られています。

しかし、この本を最初から通読する必要はありません。百科事典や料理のレシピ本のように、知りたいと思った項目を探して拾い読みすればよいように作られています。個々の項目は概ね1記事あたり2〜3ページという簡潔な長さにまとめられていますが、内容は単なる概要の説明にはとどまらず、実際によくある場面を例題として取り上げ、それを解決する方法を実行例とともに示しています。

本書の初版発行は1993年、この本は2003年に改訂されたものですが、Mac OS Xなど比較的新しいUNIX系OSへの対応、sshをはじめとするネットワークセキュリティに関するツール、さらにPerlやPythonといったスクリプト言語の利用法なども含まれています。本書を手元に置いておけば、UNIXを使った作業のありとあらゆる場面において良い手助けとなることでしょう。

タイトル:UNIXシェルスクリプト逆引き大全333の極意

著:中橋一朗

出版社:秀和システム

価格:2,520円

ISBN:978-4798008844

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UNIXコマンドやシェルスクリプトを、「何をしたいのか」という目的に対してプログラムを提示するという逆引き形式で紹介した本です。シェルスクリプトの作成方法に始まり、コマンドの実行方法、変数や文字列の扱い、制御構文の書き方、ファイル操作、ユーザーインターフェースなど、ジャンル別に章立てされた形で記述されています。後半ではネットワークを介した他のホストの操作や、プロセス管理、システム管理といった管理者向けの作業、さらには画像や動画を再生する方法の紹介など、幅広いテーマが網羅されています。

また、本書はLinuxだけでなく、FreeBSD、Solaris、Mac OS XなどのUNIX系OSを考慮した記述がなされています。例題ごとにどのOSで動作するかが表示されている他に、サンプルスクリプトにも特定OS向けの例外処理が書かれています。UNIX環境はもともと複数のOSで利用することを前提に作られているので、このような汎用性の高いプログラムが例示されているのも良い点といえるでしょう。

本書は、これからUNIXやシェルスクリプトを学びたい人だけでなく、ある程度経験を積んだ人が作業目的に応じたプログラムを手早く書きたいときにも良い手助けとなるでしょう。

タイトル:UNIXプログラミング環境

著:Brian W.Kernighan/Rob Pike/翻訳 : 石田 晴久

出版社:アスキー

価格:3,800円

ISBN:978-4871483513

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本書は、オリジナルのUNIXが開発されたベル研究所に在籍していたカーニハン、パイクの両氏によって書かれたUNIXの解説書を、日本にUNIXを持ち込み普及させた石田晴久氏の監修により翻訳したものです。

内容としては、前半はUNIXの概念やシェルの基本的な使い方から、sedやawkによるフィルタの書き方、さらにはシェルプログラミングの書き方といったものが解説されています。後半になるとC言語によるプログラミングが登場し、標準入出力の扱いやシステムコールの利用方法、それからプログラム開発の実例としてyaccやlexなどを使って簡単な言語処理系を開発する様子の解説もあります。最初の方は一応初学者にも読めるように書いてありますが、全体的には多少UNIXを経験した人向きの内容になっています。

初版刊行が1985年と大変古い書籍ですが、プログラミング環境としてのUNIXが当時から非常に優れた存在であり、その良さが現在でも失われていないことが本書を読むことでお分かりいただけると思います。