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ユニケージ開発手法

4.開発方式の特徴

一休さん方式

ユニケージは、データをいかに安全確実便利に使うかに集中しています。ソフトウエアは作り直しが利きますがデータは失うと二度と戻りません。

ユニケージは目的に対し真っ直ぐにアプローチしなければならないと考えています。データの利便性を向上させるために、必要な実データをまず全部取込んで、各サーバーや各アプリケーションにうまく届けるようソフトを調整しながら組みあげていきます。

ソフトの仕様を固めて、ソフトを組んでから最後にデータを流すという回りくどいことをしません。実データは仕様書よりも「現実的な」情報が多いのでユニケージはプロジェクト当初に要件定義より先に実データをすべて準備することに拘るのです。

一休さんは、屏風に書かれた虎を見事捕まえてみよ、という難題を前に、「さあ、すべて準備は整いました。私が虎を縄で縛りますから、虎を屏風から出してください。」という頓智で場を切り抜けた逸話がありますが、ユニケージは一休さんにならい、データという虎を見事捕まえるために、まずデータを全部出してもらうことを要求します。さらに、実データを使ってプログラミングすることにより、単純な動く動かないの単体テストはプログラミングの過程でクリアでき、開発効率も向上するのです。

床屋方式

床屋に行くと、始めに何センチ切るのか、ハサミかバリカンかを聞いて仕事に取り掛かり、ある程度切った段階で、もみ上げはどうするのか、分け方はどうするのか、リキッドはつけるのか等々の仕上げ具合を聞かれます。

切られてしまったあとで、ロングヘアーがやっぱりよかった、と言う客は滅多いないでしょう。この接客手法は秀逸です。2回のリクエストで、誰相手でも仕事を完成させます。

どんなシステムでも骨格となる仕様と、あれば便利という仕様に分けることができます。

骨格となる仕様は、システム化して本来的に「やりたいこと」を実現できる仕様であり、それさえ出来れば、最低限目的を達する仕様のことです。そのような仕様はシステムの目的が決まると、短期間に詰まります。画面の美しさや操作性はその限りではありません。このレベルでユニケージは一度システムを短期間で完成させます。それは画面が見苦しくて操作性が悪いということではありません。本来目的達成までの時間を優先しているのです。

リリース後、2度目のリクエストを聞きます。そのリクエストは便利機能や更なる操作性です。ユニケージは簡易なシェルスクリプトで記述されており、2度目のリクエストを反映させることはさほど難しいことではありません。

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