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ユニケージ開発手法

6.教育・育成プログラムの特徴

多能工

ユニケージエンジニアは多能工です。サーバーの選定、セットアップ、ネットワーク設計や設定、データI/Fシステム、データ整理システム、アプリケーション作成、運用システム作成、保守メンテナンスに至るまで、「何でも屋」を志向しています。ユニケージは多能工こそが、システム開発の現場力と改善力を生み出すと信じています。自分自身で仕事を完結させられると、仕事は圧倒的に楽しくなります。顧客の喜びがモチベーションとなって、辛い難局も乗り越える忍耐や努力も身につきます。ユニケージは多能工を育成するために、習得すべきことの総量を減らすための技術向上を目指しています。
例えば、ユニケージは、すべてのシステムをデータの入出力という観点で3つの単純なシステム(入力、整理、出力)で理解します。すべてのシステムはシェルスクリプトで記述され、テキストファイルで相互に情報を伝えます。
このような単純さの上ですべてのシステムを開発するので、ユニケージを習得すれば、一つの完結するシステムを一人で開発できるようになるのです。

コミュニケーション

システムは使う人がいて初めて意味を持ちます。使う人とコミュニケーションが十分に取れなければ、良いシステムは作れません。ユニケージはよいコミュニケーションのために、プロジェクトの環境や人間関係が大切であると考えます。

プロジェクトは関係全部署のメンバーからなり、対決ではなく、調和をはかるよう運営されます。プロジェクトには強力なリーダーが必要です。そして、目先の作業を詰める会議だけでなく、仕事の意義や、仕事を支える環境などについて、自由に話すことができる明るい雰囲気が必要とされ、その雰囲気作りはリーダーの役割とされています。

ユニケージプロジェクトの成功の鍵は、システムの目的や骨格についてすべてのプロジェクトメンバーが共有することにあります。コミュニケーションを通じて、業務を正しく理解して、より良いLEVEL3などのデータ構造を決めることが肝心と考えています。

育成プロセス

人材の育成は訓練(discipline)です。教育(education)はプログラムでは行えないと考えています。訓練は優秀な人材を生み出すのでなく、形式を身に着けさせ、一定レベル以上のサービス水準を保証するためです。訓練の初期段階は「すべて従う」ことと「いつでもどこでも」がキーワードとなります。ユニケージ作法を大量の練習問題で身につけ、ユニケージの熟練エンジニアの行動や考え方にできるだけ長時間触れることがよい訓練です。座学の理解ではなく、作法や思考方法が自然に出てくるまで身につけることが大切です。これは学習ですから、報酬をもらう性質のものではありません。

訓練の中期段階は、実務経験を積み、成功を積み重ねることです。失敗することもあるかもしれませんが、失敗の経験も自力で工夫する力を身につけるよいチャンスです。成功パターンを見出し、成功パターンにむけて調整ができる力を身につけ、それを繰り返すことにより、自信をつける段階です。この時期は成功に応じて、報酬を与えるべきで、報酬自体がモチベーションになってもよいでしょう。
最後のステージは熟達のステージです。プロジェクトリーダーを務める者のキーワードは、「スピード」と「細心」です。長時間仕事をすることを止め、いかに短く早く仕事を終わらせるかの工夫を行います。スピードが無いがための副次的問題を解消し、本質的な問題に集中します。時短はメンバーの健康と意欲維持にも寄与するでしょう。

プロジェクトを失敗させるどんな問題もはじめは常に小さく現れます。リーダーはこの小さな問題を看過せず、細心をもって丁寧に対処します。例えば、開発効率を高める技法の議論は時間をかけるべきであり、メンバーの参加意欲や表情をつねに気にすべきです。熟達ステージの評価は、納期どおりの納品は勿論、開発システムがもたらす効果と、プロジェクトメンバーの育成にも焦点があたります。

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