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USP研究所にようこそ

ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所

情報システムの開発には、なぜ多くの費用と時間がかかるのか? しかも出来たシステムは想定とは違って使いにくい——。USP(Universal Shell Programming)研究所はコンピュータ技術の本質に立ち返り、こうした問題を解決するために設立されました。

情報システム構築に関する様々な問題・課題を根本から解決します

  • スタート時の要件定義から仕様変更が重なり、開発コストが膨れ上がった
  • 何をするにも外注先に頼らざるを得ず、運用保守費が一向に減らない
  • 経営環境の変化に対して、タイムリーにシステムを対応できない
  • 数年ごとのOS・ミドルウェアのバージョンアップに悩まされている
  • 蓄積している大量のデータを上手く活用できない
  • データを活用するには、高額のツールを導入する必要がある
  • DXと言われても、どこから手をつけたらいいかわからない
  • パッケージの大きなカスタマイズは時間とコストがかかる

情報システムに関するこれらの悩み事を減らし、企業の経営や事業運営に携わる方々が、ビジネスの効率化や高度化に専念できるようにする。USP研究所は、普遍的でユニークな新スクラッチ開発手法「ユニケージ」で皆様をサポートします。

スクラッチ開発なのに、求めるシステムが短時間・ローコストで完成でき、
AI・IoTなどの新技術も柔軟に取りこんで、システム寿命が長い

——— それが新スクラッチ開発手法「ユニケージ」です

ユニケージは、シンプルな独立した部品(コマンド)を組み合わせて試しながらアプリケーションを開発する、疎結合型開発アーキテクチャです。開発期間の短縮、ユーザー要件とシステムの乖離の最小化、保守性や拡張性の大幅な向上などを実現できます。

ユニケージではOS(基本ソフト)が備える基本的なデータ管理の仕組みを使うので、高価で運用の手間もかかるミドルウェアは不要です。バージョンアップ地獄から解放され、長年にわたってシステムを使い続けられます。

最近、技術習得が容易で簡単にアプリケーションを開発・運用できる、「超高速開発ツール」や「ローコード・プラットフォーム」と呼ばれるツールが注目を集めています。ユニケージは、これらのツールやプラットフォームと同等以上の特長を持ちながら、はるかにシンプルで安価。教育サービスも充実していますので、企業が自社の社員で開発・運用・保守・拡張のすべてを行うことができます。

我々の理念

USP(Universal Shell Programming)研究所は、UNIX/Linuxの基本思想である、「小さな道具」(コマンド)を組み合わせて「問題を解決する」(シェルスクリプト)手法の研究・普及を行っています。この開発手法(ユニケージ)は、従来のウォーターフォール型開発や、オブジェクト指向言語・データベースソフトを用いた開発手法と一線を画し、圧倒的な開発生産性 圧倒的な柔軟性を特徴としています。

ビジネス界において、もはやコンピュータによる情報処理は日常化しており、コンピュータ無くしてビジネスの成立はありえない、と言っても過言ではありません。しかし、ハードウエアの処理能力が飛躍的に向上したにも関わらず、肥大化したソフトウエアの過大な機能によってその能力の大半が消費されています。このため、コンピュータの利用者は本来享受できる豊かなITの果実を手にしていません。また、高度に専門化したソフトウエア開発手法は、技術者と利用者との距離を広げ、システム導入と運用の高コスト化、硬直化を招いています。このような傾向は、情報化社会の質的低下をもたらすだけでなく、現代において人間が共同して働く意味にまで暗雲をもたらすものと危惧しています。

USP研究所は、システム(つながり)とコンピュータ(道具)の基本的な関係に立ち返り、UNIX思想の原点に基づき、人間の協働活動を力強く支え、より身近に利用できるコンピュータ技術を実現するために設立されました。当研究所は、シェルスクリプト(ことばで動くコンピュータ)のみを使ったコンピュータシステムの構築手法を研究し、簡潔な記述で大半の情報システムの構築が可能であることを世に知らせる使命を担っています。そして、軽量なシェルスクリプトで動作する多くのパーソナルコンピュータをネットワーク上で連携させることで、企業組織やコミュニティ活動における、公正で正確なコミュニケーションを実現するシステムを構築していきたいと考えています。

ユニケージによる簡潔なソフトウエアは、分断された専門分野をもう一度統合し、一人の人間が、自分の力のみですべてのシステムを構築できる可能性を孕んでいます。ユニケージは、開発生産性が産み出す様々な成果を全人的な人材育成に振り向けることにより、エンジニアが企業活動や人間洞察においても深い造詣を持つべきだという哲学を持っています。実社会のシステム構築の仕事を通じ、世情と人情とコンピュータに深く通じる人材を育成することで、私たちの社会に対して実質的な貢献ができると思っています。このような、柔軟かつ簡潔なソフトウエア開発技術の深耕は、利用者や開発者はもとより、現代社会に大きな福音をもたらし、人間中心の真の情報化社会を推進する起動力になると確信しています。

UNIXの基本思想

Small is beautiful
Make each program do one thing well
Build a prototype as soon as possible
Choose portability over efficiency
Store numerical data in flat ASCII files
Use software leverage to your advantage
Use shell scripts to increase leverage and portability
Avoid captive user interfaces
Make every program a filter

USP研究所 ロゴの由来

当研究所のロゴマークは、京都の龍安寺にある蹲居(つくばい)をモチーフとしています。これは、水戸黄門こと徳川光圀が寄進したものと言われ、そこには「吾唯足知」(われただたるをしる)と刻まれています。

私たちUSP研究所は、「足るを知る者は貧しくても心は豊かであり、足るを知らぬ者は、豊かと言えども心は貧しい」という禅の精神を伝えたこの言葉を掲げ、知足の精神をもって、IT社会の適正な発展の一助を担いたいと願っています。

©2024 Universal Shell Programming Laboratory